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風を浴び夜に浮かび 雨に流され雨音に沈む 　 ふと考えてみる なぜ此処に居る そして 此処は何処なのか 　 雨に流され雨音に沈む今 ただ風を浴び夜に浮かぶ今 　 　 此処は何処か 何故 此処に居るのか 　 何故か 見付かる筈の無い答えを 探す事に夢中な自分の後ろ背が 哀れにも滑稽にも見受けられる今 　 　 突如として 雲の裏から後ろから 聞こえてきたのは 満ちた月の幽かな囁き 　 しかし その声は この耳に届く前に 音へと変貌を遂げ 　 伝わる言葉も 今となっては 単なる雑音と化し 　 やがて 消え去り行く 　 　 それにしても 此処は何処なんだ 何故 此処に居るんだ 　 この声も かの月に届く前に 音へと変貌を遂げ 　 すぐに 消え去るのか 　 　 風を浴び夜に浮かび 雨に流され雨音に沈む そんな今 　 　 それにしても 　 　 　 それにしても